中学では去年から新しい文法単元として、「原形不定詞」「現在完了進行形」「仮定法」の3つが導入されたのを踏まえて、高校入試も下記のような出題例が見受けられる。

原型不定詞は文中登場で25県、直接設問で12県と多く、大部分はhelp構文にかかわるものだった。例題のような問題では「want+目的語+to不定詞」のような主従関係や原型不定詞の理解が必要不可欠だった。長文など様々な問題で頻繁に登場するようなhelp、let、makeなどは内容を理解する上で重要な単語を重点的に復習するべきである。


現在完了進行形は文中に7県、直接設問に7県の出題があった。多くの受験生は現在完了の基本の形と混同している。例題のように並べ替えの問題が多く、長文中で問われた場合は形を見抜くの難しくなり正答率も下がる。また例題の適語補充のような問題では、用法と現在完了進行形の結び付けが重要になっている。


仮定法は文中に9県、直接設問では15県の出題があった。これまで高校での学習内容であったが新教科書の導入で、仮定法過去やI wish 構文からの出題。文脈理解で問われる問題と助動詞の形を問われる2種類の出題方法が多く、難易度も高くはなかった。しかし例題の大阪府のように長文での出題や英作文で出題されると難易度もかなり高くなる。もともと日本語にない考え方の仮定法のため対策は必要不可欠。個別指導・集団指導の学習塾まなびスクールにおても生徒たちが通っている中主中学校、野洲北中学校、守山北中学校、明富中学校、野洲中学校、近江兄弟社中学校の定期テストでも、去年の様子見の出題ではなく、より本格化して出題されるため、対策をおこなっていきたい。


共通テストからの流れで資料・図の読み取り問題はチラシや説明書、WEBサイト、メールなど種類が豊富になっている。今後もこのような問題は増加すると考えられる。実際に、個別指導・集団指導の学習塾まなびスクールにおても生徒たちが通っている中主中学校、野洲北中学校、守山北中学校、明富中学校、野洲中学校、近江兄弟社中学校の定期テストでも、この共通テストを意識した出題パターンが見受けられる。しかし問題の内容自体は比較的簡単な内容になっているので、英語が苦手でもトライすることが重要。


英作文では仮定法を使ったもの、条件作文、意見作文などで出題された。一見すると難しく見える英作文もポイントはシンプルに考えること。特に仮定法や意見作文では、日頃から話題になっているものに関心を持ち、身近なものや戦争などの書きやすい話題で回答できるようにするなどの対策が必要。またSDGsや留学などの頻出の代表的なテーマで簡単な英語で伝わる文章を書く練習をするべき。