構成は6つの大問
大問1 優しめな英文から、早く正確に情報を読み取る必要があった。

大問2 「中でもBではペットに関する学生記事」を読み、概要や要点を把握し複数の情報を整理することが求められた。昨年も見られた意見と事実が混在した記事から事実情報だけを読み取る問題は減少した。the ground floorとイギリス英語が混ざっており戸惑った受験生もいただろう、設問を解く上では支障はなかったので今後もこのような場合でも落ち着いて対処したい。

大問3 Aは前年度で見られた計算問題ではなく筆者の感情を問う問題があった。新傾向という言葉に臆することなく、問題文の指示を明確に理解して実行したい。
Bはイギリスの3つの山を24時間以内に登頂するチャレンジについての問題。本文は325語から404語へ増加したうえに細かい読み取りも必要とされたため、受験生は苦労したことだろう。

大問4 表や文章から情報を読み取るだけでなく、「共通点」と「相違点」を把握しておくことが問題を解く鍵となった。よくある割引前か後かということにも注意しておかなければならない。

大問5 時系列が一番重要である。段落ごとにメモをつくると問題を解く場合に混乱する、またはもう一度読み直すということをしなくて済む。

大問6 A,B共に論説文読解。会話文や物語などと異なり内容もフォーマルなものとなる。会話の様子などもなく流れの誘導が無いため読解力の違いが顕著に現れやすい設問となった。

2020年、2021年の英語の平均点は60点を下回っていたが今年は61.8点。問題の難易度はそれほど変わらず前年度並と言える。
長文の読み取りと各問は、文法を活かして難なく解けるように誘導するようなものが多い。これも、新学習指導方針に則ったものであり「応用力」「知識を覚えるだけでなく使う能力」を見ている。共通テストの前身であるセンター試験だが発音やアクセント問題が扱われていた。共通テストに移行するとこれらは無くなり、より実用的な英語の知識やそれを自分が利用する能力が評価される仕組みとなっている。
野洲市・守山市の学習塾のまなびスクールでも、上記内容を踏まえて個別の夏期講習ではしっかりと共通テスト対策を行っていきたい。