5教科のうち最も入試問題の変化が大きい英語は、この2~3年の間でも「リスニングの放送回数に変化」、「グラフや資料の多用」、「英語の長文化」といった変化が全国各地の入試で見られます。特に、読解問題では、従来定番だった”学生の日常”をテーマにしたものから、”環境問題”や”コミュニケーション”や”SDGs”社会の課題に言及した内容に変化してきています。このようなテーマは主に野洲北中学校、守山北中学校、明富中学校、野洲中学校、中主中学校といった公立中学校の定期テストでも出題されていたのですが、下の図のように滋賀県の公立高校の入試でもそのままSDGsが出題されました。また大きな特徴として、読解を重視する流れから、文法や単語などの基礎知識を問う問題が減少してきています。英語の入試では4技能(スピーキングは英作文などで代用)のバランスがとられた出題がなされる傾向にあります。ただ、英語は2021年度の入試問題平均点ランキングでもワースト2位という低さです(47.4点)下記に正答率と一緒に滋賀県の出題例を載せておきますが、かなり低いものとなっております。集団指導、個別指導どちらでもこれらのことを踏まえて指導をしていきたいと思っています。
英語は、得点分布からも他の教科に比べ低得点層が多いことからもわかるように、学力の二極分化が顕著な教科です。そのため、野洲・守山の学習塾まなびスクールは、入試が読解中心になっても、基礎知識の定着を強化する生徒、読解・英作文を中心に活用型の力をつける生徒といったように、レベルに応じて対策を臨機応変に変えていくことが重要であると分析しています。
野洲・守山の学習塾まなびスクールは、今回、上位生であっても再確認しておきたい文法事項と、出題数が増えている図版問題、上位生の対策には必須の英作文の正答率から、2022年度入試に向けた対策を考えていきます。