コロナ禍の中行われた2021年度入試でしたが、全国で半数近い県が入試の出題範囲の縮小や、選択問題を設定などの異例の対応が見られました。野洲、守山の学習塾のまなびスクールでは、個別指導、集団指導どちらでもZOOMによるオンライン授業に対応して運営を行っています。さらに、2021年度入試は、旧学習指導要領下で行われる最後の入試だったこともあり、この数年全国で試みられていた実験的な出題は小休止されました。特に、率先して試験問題の改革を行っていた県では、知識中心の出題や文章題の文章の減少の対応が取られました。一方で、今まで試験問題の改革の動きが少なかった県や、従来通りの入試を行った県では、それまでの他県の革新的な入試を倣った新傾向問題の出題がありました。このように、 2021年度入試は例年以上に県ごとのバラつきが見られる結果となりました。下記は2021年の全国の低得点、高得点のトップ5になります。

 下の表にもあるとおり、滋賀県はなんと数学、英語、社会で低得点トップ5にランクインしております。そのため、客観的に見ても47都道府県でも難易度が高いといえるでしょう。
野洲北中学校、守山北中学校、明富中学校、野洲中学校、中主中学校の定期テストでも滋賀県の高校入試を意識した問題が出題されていますので、定期テストの難易度も徐々に上昇しているといえると思います。このように、滋賀県では高難易度となった2021年度入試でしたが、 2022年度入試はどのように変わっていくのでしょうか。ポイントとなるのは、 2021年度入試に新傾向問題を出題した県の入試です。例年より変化は小さいものの、最新のテーマの採用や、形式の変更など新学習指導要領を意識した内容が出題されていました。特に注目すべきは、 2021年度入試から使用が開始された新教科書で意識的に扱われている”SDGs”です。英語や社会だけでなく、理科や国語の入試でも多くの題材が取り上げられています。野洲・守山の学習塾まなびスクールは 2021年度入試の公立高校の入試を正答率と最新の出題傾向の観点から分析をしました。

5教科低得点・高得点トップ5

5教科低得点・高得点トップ5