滋賀県東近江市の伝統行事「大凧まつり」は、2015年に発生した死亡事故をきっかけに10年間中止されてきた。事故では大凧が観客席に落下し、1人が死亡、6人が負傷。原因は風と補強によるバランスの崩れとされる。
このたび市は、祭り復活に向けた動きとして、凧制作に100万円の補助金を盛り込んだ補正予算案を議会に提出。市長は市民の期待と市制20周年の節目を理由に実現を目指すと述べた。
保存会は「伝統の技術が途絶える危機感」を訴えてきており、今後は安全対策を含め協議を進めながら、祭りの復活を目指すという。
Dメニューニュース MBSニュースより引用
東近江市の誇る「大凧まつり」が10年ぶりの復活に向けて動き出しました。事故による中止から、地域の文化と伝統を守り続けてきた保存会の思い、それを支える市民と行政の連携。そのすべてが「つなぐ力」を物語っています。
文化も学びも、誰かが受け継ぎ、努力を重ねることで未来に残されます。
まなびスクールでも、「学びの伝統」を子どもたちに受け継いでもらうため、日々丁寧な指導を行っています。授業内容を保護者にメールで届ける取り組みや、オンライン対応、集中できる学習環境など、一人ひとりの力を伸ばす体制を整えています。
地域の行事から得られる“まなび”は、教科書だけでは学べません。復活に向けての努力や、技術と安全の両立を目指す姿勢こそ、今の子どもたちに伝えたい学びの本質です。
東近江の風に乗って舞う大凧のように、子どもたちの未来も大きく羽ばたいてほしい——私たちはそう願い、学びを支え続けます。