野洲市・守山市の学習・体験イベント紹介/  
わけあって絶滅しました。展(滋賀)

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わけあって絶滅しました。展(滋賀)

まなびスクールの生徒や保護者の方々から、滋賀県の佐川美術館で開催される「わけあって絶滅しました。展」について話を聞きました。生き物たちの絶滅の理由をユニークな視点で紹介する展示で、楽しく学べる内容になっているそうですので、皆さんにもご紹介します。
公式サイトはこちら
「わけあって絶滅しました。展」は、2025年3月8日(土)から5月6日(火・休)まで、滋賀県の佐川美術館で開催されます。シリーズ累計96万部を突破した人気図鑑『わけあって絶滅しました。』をもとにした展示で、「やさしすぎて絶滅」「デコリすぎて絶滅」など、ユニークな理由で絶滅した生き物たちを紹介しています。一般的な学術的な解説とは異なり、楽しみながら絶滅の背景を学ぶことができる点が特徴です。

生き物の進化や絶滅というテーマは、学習として触れる機会は多いものの、こうした視点で楽しみながら学べる機会は貴重です。従来の学習では「絶滅=環境の変化に適応できなかった」と単純に捉えがちですが、本展示では「なぜそうなったのか?」を掘り下げ、動物の進化の過程をストーリーとして理解できる点が魅力的です。生物学の知識だけでなく、歴史的な視点や環境問題についても考えさせられる内容になっているのではないでしょうか。

こうしたテーマは、教育にも大いに関係しています。進化や環境適応の概念は、単なる生物学の知識ではなく、私たち人間にも当てはまる話です。社会の変化に適応する能力は、現代社会を生き抜く上で不可欠な力です。例えば、テクノロジーの進化によって求められるスキルが変化する中、柔軟に対応できる能力が必要になります。これは、学習においても同じで、「なぜこの知識が必要なのか?」を考えながら学ぶことが、知識の定着に役立つという点で共通しています。

この話を受験勉強に関連づけると、「知識の丸暗記だけでは不十分で、なぜそれが重要なのかを理解することが大切」ということになります。特に、理科の生物分野では進化のメカニズムや環境適応について学びますが、その背景にあるストーリーを知ることで記憶に残りやすくなります。例えば、「なぜ恐竜は絶滅したのか?」といった問いに対して、単なる事実ではなく、隕石衝突による環境の変化や食物連鎖への影響を含めて考えることで、より深い理解につながるでしょう。

「わけあって絶滅しました。展」は、こうした考え方を楽しく学ぶ絶好の機会です。興味を持たれた方は、ぜひ佐川美術館で実際に展示を見て、進化の面白さや環境の重要性を感じてみてはいかがでしょうか。