「篠原糯」のニュース

「篠原糯」のニュース

朝日新聞より引用

野洲市大篠原地区で、約600年の歴史を持つもち米「篠原糯(しのはらもち)」を未来へ受け継ぐ新たな取り組みが始まりました。

篠原糯は、質の良いもち米として古くから栽培され、大笹原神社の境内にある篠原神社が「餅の宮」と呼ばれるほど地域に根付いた存在です。しかし昭和初期以降、一度は栽培が途絶えてしまいました。

その後、農林水産省に保管されていたわずか7グラム、約200粒の種子を譲り受けたことから復活。地元農家が大切に育て続け、近年では大福として販売されるなど、多くの人に親しまれる特産品となっています。

そして今年、種子の保存と栽培技術の継承を目的に「篠原もち復活プロジェクト」が新たな展示圃場を整備しました。約60人の地域住民が豊作祈願祭に参加し、地域ぐるみで600年の伝統を未来へつないでいこうという思いが込められています。

こうしたニュースは、「地域の特産品が増えた」という話だけではありません。

一度失われたものを復活させ、それを次の世代へ受け継ぐためには、歴史を知る人、農業の技術を持つ人、地域を思う人など、多くの人の努力が積み重なっています。子どもたちにとっても、「地域の文化は誰かが守ってくれているものではなく、自分たちが受け継いでいくもの」ということを学べる貴重な教材になります。

まなびスクールでも、「覚える勉強」だけではなく、その背景にある歴史や人の思いを知ることを大切にしています。

例えば今回のニュースなら、社会では地域の歴史や産業、理科では稲の生育、国語では地域文化を伝える文章など、さまざまな教科と結び付けて考えることができます。ニュースを「知識」で終わらせず、「学び」へ変えることが、子どもたちの知的好奇心を育てる第一歩です。

野洲には、永原御殿跡や家棟川ビオトープだけでなく、この篠原糯のように地域の誇りとなる文化や歴史が数多く残されています。

まなびスクールでは、こうした地域のニュースも授業に取り入れながら、「地域から学ぶ力」を育てています。

子どものまなび、親のまなび、私たちのまなび。

教育の記録は、止まらない。